【2023年9月初旬の感染状況について】
今夏も新型コロナウイルス感染症が断続的に流行しておりましたが、新学期がはじまり感染の流行が急激に拡大しております。
5月から新型コロナウイルス感染症は5類感染症となり定点観測となっているため、正確な感染者数はもはや把握できない状況ですが、現場の印象としては過去3年間の中で、現在が最も感染者数が多く深刻な状況です。
実際に当院の直近の陽性率(検査をして陽性と診断される確率)は90%を優に超えております。
さらにインフルエンザの流行も始まっており、インフルエンザもさらに拡大するものと推測されます。
最近の特徴は、小さなお子様がコロナに感染しても症状が軽いため、風邪と診断されて、そのまま感染対策がされないままにご家庭で日常生活を送られ、一家全員が感染されて来院されるケースが非常に多いです。
さらに、発熱して来院される方は、診察でインフルエンザとコロナの見分けがまったくつかない点があげられます。
従いまして、当院では発熱して来院された方には、現在、全例、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時検査を速やかに実施させていただいております。
当院では現在、発熱して48時間以内で重症化リスクの高い方には、新型コロナウイルスの診断がつき次第、重症化を防ぐ目的で抗ウイルス薬を処方しております(18歳以上)。
また、発熱して48時間以内の6ヶ月以上の方でインフルエンザと診断された方には抗ウイルス薬を処方しております。
感染拡大防止のため、のどの違和感がでたらすぐにマスクを着用していただき、なるべくご自宅では他のご家族との接触をさけるようお願い致します。
お子様が発熱された場合は、保護者の方は速やかにマスクを着用して感染対策を行って下さい。